前回紹介したアバッシィーホテルがあるイスファハンは、イランの3番目に大きな都市です。
紀元前からの街ですが、最盛期は16世紀末にサファヴィー王国のアッバース一世によって都に定められた頃で「王の広場」を中心として多くの華やかな建築物が造営され、その当時の繁栄は「イスファハンは世界の半分」と言われたほど、ここにくれば世界の半分のものが手に入れることができるほどの賑わいをみせていたそうです。
その「王の広場」がユネスコの世界遺産に認定されています。
王の広場と呼ばれているイマーム広場
イマーム広場は、南北512m、東西159mという広大な長方形になっており周囲は2階建てのアーケードの建物で
囲まれています。
広場の東面には、王室専用のモスクであるシェイフ・ルトフォッラー・モスクがあります。
広場の北側には、バザールの門であるダールワーザ・イ・カイセリーヤがあります。
広場の西側には、アーリー・カーブ宮殿があります。
ここから王様は、広場を全体を眺めました。
そして広場の南側には、イマーム・モスクがあります。
大寺院がやや右手にあるのは、その方向に聖地メッカがある為に南西方向にずれて建てられているのです。
中心には、大きな長方形の池が施され噴水が上がり、今は市民の憩いの場となっています。
周囲には、観光馬車も走っています。
次回は、それぞれの建物の中をのぞいてみましょう。